【撮影用品紹介vol.6】 SAMYANG(サムヤン)14mm F2.8 絞り開放の周辺光量低下

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【撮影用品紹介vol.5】SAMYANG(サムヤン)14mm F2.8 IF ED UMC Asphericalで、レンズの明るさやシャープネス・歪曲収差・スナップ撮影の作例を紹介しました。もう一点このレンズの特徴というか、もはや個性と言ってもいい周辺光量低下を紹介します。

 

周辺光量低下について

周辺光量低下はトイカメラピンホールカメラで見かけます。画面の中心より周辺が暗くなっていることを言いますが、専門的な用語を以って説明するならイメージサークル口径食コサイン4乗則あたりの解説が必要になります。(リンク先を参照ください)

大判カメラを使うにはこの辺りの知識が必要なので、特に自分の持っているレンズのイメージサークル径がどのくらいあるのかは最低限把握している情報です。

 

SAMYANG(サムヤン)14mm F2.8 周辺光量低下

どのくらい周辺光量低下しているか、画面中心と周辺の明るさをそれぞれを見比べてください。

F2.8
D97A1882_a

F5.6
D97A1887_a

中心と周辺に入り込む光量の差が周辺光量低下の原因です。

 
F2.8
D97A2716_a

F5.6
D97A2718_a

 
それぞれ空の左右が暗くなっているところが分かりやすいでしょうか。(太陽の位置により空自体グラデーションを持っているので作例に最適とは言いがたいのですが、それぞれ順光で撮影し空自体の極力グラデーションが出ないことを配慮しました。)

周辺光量の低下は望遠レンズより広角レンズほど出やすく絞り開放でも出やすいです。これは広角レンズほどイメージサークルが小さくなるのと、絞り値によってイメージサークルの大きさが変化することにあります。開放より1段絞ったほうが解像度が上がるのを簡単に言うと、イメージサークルがちょっと大きくなるからです。かつてはひとつ大きなフォーマットのレンズを使ってイメージサークルの美味しいところを使うことが流行りました。

一般的なレンズ設計の軸でいうと周辺光量低下は好ましいものとはされていませんが、見方を変えればトンネル効果とも言われ独特な描写を好む場合があります。これはトイカメラで見かけることが多く、レンズ設計が甘いため(そもそもカメラ設計自体が破綻しているため、笑)ですがむしろそれが歓迎されています。トイカメラの場合ネガフィルムでなく、ポジフィルムを使うと顕著に見られます。

 

周辺光量低下はソフトで補正ができる

Photoshop(フォトショップ)やLightroom(ライトルーム)に代表される画像ソフトでこれら周辺光量低下の補正は簡単にできます。

 

フォトショップで周辺光量補正

  • メニューバーの「フィルタ」→「レンズ補正」

ライトルームで周辺光量補正

  • 「現像モジュール」右側の「補正パネル」

 
そもそもこのレンズを買ったきっかけはキヤノン EF14mm F2.8L II USMが20万円を超え、それを思えばはるかに買いやすいと思った為ですが、オールドレンズでなく現行品でこれまで分かりやすく周辺光量落ちが見られるレンズは他にはありません。雑なレンズ設計といえばそれまでですが、面白い個性だと思っています。

 

>>【撮影用品紹介vol.5】SAMYANG(サムヤン)14mm F2.8 IF ED UMC Aspherical

 

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