シーンによって、ここは超広角レンズを使いたい!という時があります。例えば、後ろに下がるには限界のある室内の撮影、旅行先で出会った広大な夕焼け、視界に入りきらない満天の星空、遠近を活かしたスナップ撮影などでしょうか。
キヤノン EF14mm F2.8L II USM で天の川を撮影
特に星空は僅かな光を扱うので、明るいレンズが欲しいところ。例えばF2.8のレンズであれば天の川もキレイに映りこみます。
EOS 6D + EF14mm F2.8L II USM (SS15秒/F2.8/ISO6400)
でもキヤノン EF14mm F2.8L II USM はお値段20万円以上。場合によっては本体より高価です。
SAMYANG(サムヤン)14mm F2.8 IF ED UMC Aspherical
超広角レンズを使ってみたくても20万円超える機材はちょっと。。という場合、SAMYANG(サムヤン)14mm F2.8 IF ED UMC Aspherical をまず試してみたらいかがでしょうか?こちらはお値段3万円くらい、20万円超の後では不思議と安く感じます。
EOS 5D markⅢ + SAMYANG(サムヤン)14mm F2.8 IF ED UMC Aspherical
SAMYANG(サムヤン) 14mm F2.8 IF ED UMC Asphericalのシャープネス
シャープネスは極めて高いですが、ボケはクセがあります。でもボケを使わない遠景撮影、例えば花火や星空であれば気にならないでしょう。(光学設計上、シャープネスとボケ味の両立は難しいのですが、このレンズは明らかにシャープネス優先設計です。)
SAMYANG(サムヤン) 14mm F2.8 IF ED UMC Asphericalの歪曲収差
歪曲収差を簡単に言うと直線が歪んでしまうことをいい、望遠レンズではほとんど見られませんが、広角レンズでは見て分かるくらいに出てきます。でもそれらはほとんどソフトで補正できます。
分かりやすいよう意地悪していますがご覧の通り、周辺は歪みます。
歪曲収差ではありませんが、左右の建物は倒れこむ感じになります。
花火と観衆
焦点距離14mm=広い画角を持っているので、花火の打ち上げ場所近くでも花火と観衆が一緒に入ります。
スナップが面白い
目の前の大抵のものは画角に入るのでノーファインダーで何となくシャッターを押せばOKです。
純正の超広角レンズは高価ですが、焦点距離14mmに興味があれば試しにSAMYANG(サムヤン) 14mm F2.8 IF ED UMC Aspherical使ってみたらいかがでしょうか。キヤノン純正AFレンズと違ってマニュアルフォーカスであるのと実絞り測光・絞り操作はレンズ側リング制御になるため操作に慣れが必要ですが、Amazonレビューは好評です。純正にはない強めのシャープネスがかかるこのレンズで、ペルセウス流星群を撮ってみようと思っています。