これから求められる風景写真とは!おすすめ写真展情報

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<日本における風景写真の位置づけ>
写真の成り立ち解釈は諸説ありますが、1825年ごろのものが最古の写真と言われています。
そこから計算すると約180年の歴史がありますが、その中で風景写真というカテゴリは後発かと考えています。

そして自然風景を対象にしたもののなかで、日本における風景写真はいろんな意味において
ガラパゴス的な歴史があると感じています。

 

<関心を示さない若手>
今まで日本で積み重ねられた風景写真は若手はあまり関心を示しません。
(ここで言う若手とは、同年代と私より下の年代)
一回は撮ってみたいけど、それ以上の対象ではないという印象です。

それには精神性な側面・物質的な側面など、さまざまな意味合いがありますが、
“誰でも” “きれいに” 扱えるようになったことにあるかもしれません。

また直接的な原因ではないかもしれませんが、
フィルムからデジタルに撮って変わったここ10年間で作品の見方・評価が大きく変化したように感じています。

写真展を見て歩いて常々、写真という紙であるのか、紙以上の厚みを持つのか、その境界を感じます。
それはそこにストーリーがあるかどうか。
ただ撮るだけで厚みは生まれないということです。

そこで自然風景をテーマにしている方に見ていただきたい写真展をご紹介します。

おおいともこ写真展 <色の記憶>
・キヤノンギャラリー銀座 2014年 3月6日(木)~ 3月12日(水)
・キヤノンギャラリー梅田 2014年3月20日(木)~ 3月26日(水)
・キヤノンギャラリー札幌 2014年5月8日(木)~ 5月20日(火)

約2年前、おおいさんの作品は御苗場で拝見しました。
風景の形・色を1つのデザインとして構成するもので、その表現か新鮮であったのを今でも思い出します。
それら延長線かと勝手に想像してたけど、今回作品はもっと落ち着いたものでした。
ご本人とお話したわけでなく、十分に鑑賞する時間もありませんでしたが、
紙で色をコントロールしているあたり湿度へのこだわりを感じました。

テクニカルでこの文章にふさわしくないかも知れませんが、
例えばその湿度をコントロールするに光沢微粒子紙ラスターと
スムースなアート紙(ハーネミューレかな?)を使い分けているようです。

また時折り挿入される縦構成は何を意味するのか?
仕掛けを知りたいと思いました。

いい写真ってなんでしょうか?
人によってその回答が違うと思いますが、
そのひとつに「あれ!?」と2度見するような作品があるかもしれません。

表現とともにひとつの問いかけである写真展だと思います。
この週末にご覧になってはいかがでしょうか?

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