【よくある相談 vol.1】 作品テーマを探しています

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作品テーマを探しています」

写真業界で “ なんでも撮れます ” は言わないほうがいい。なんでも撮れて当たり前だから。

作品評価は、撮影技術から「テーマ」や「コンセプト」の割合が高くなっている。

 

テーマとは自分で消化できるもの

周りをみたらみんなそれぞれのテーマを持って制作に取り組んでいる。(気がする)
で、自分はテーマを探している。(けど見つからない)

テーマの入り口は興味・関心の向か方向だけど、それが何でもマッチする訳でもないみたい。

例えば最近見たもので、ヨーロッパの美しい街並みスナップの写真展があった。写真はいずれも上手に切り取られているけど、なぜその人が “ その ” 写真展をしたのか? 第三者が見て・聞いて納得する理由がなければ、その人が作品と言っても「旅行記録」に成り下がる。(実際に旅行記録の域を超えていなかった気がする)

例えば、こんな理由ならどうだろうか。

  • 芸人を目指していた時期があって、今は一目見てクスリとしてしまうようなシーンを撮っている。
  • 実家が写真館だったので、記録性を重視したポートレートを撮っている。
  • 家族のカミングアウトから、LGBTをテーマにしている。
  • インターハイ出場経験から、スポーツを撮っている。
  • 離島で生まれ育った背景から、限界集落をテーマにしている。

テーマとは 背伸びするものでなく、その人が取り組んでいて 不自然でないもの がいい。第三者から見て本人と遠い関係にあっては説得力に欠ける。

 

そもそも自分とは何者であるのか

そんな訳で不意にテーマの相談をされてもちょっと困る。到底立ち話で完結するようなことではないからだ。私が相談を受けた場合、「履歴書」 と 「今まで撮った写真全部」 持ってくるように伝える。まずはその人が何者であって、どこを目指しているのかを知らないと答えようがないからだ。

作品と作者に 親和性 のあるものは見ていて気持ちいい。次回作を応援したくなるし、きっとそれは今以上のものになる。

迷路の中にいる感じがするかもしれないけど、いつかその道は真っ直ぐだったと分かる時がくるだろう。

悩むということは、向上心が顕になっている美しい姿なのだ。

 
・Canon EOS kiss X7i
・EF-S18-55mm F3.5-5.6 IS

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