Spyder LENSCAL(レンズキャル)でピント精度をUPする

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Spyder LENSCAL(スパイダーレンズキャル)

Datacolor Spyderといえばモニター色調整のキャリブレーションツールを思い浮かべますが、Spyderシリーズは撮影サポート用品としてAFピント調整ツールもラインナップしています。

Spyder LENSCAL (スパイダー レンズキャル)はオートフォーカス微調整機能を使ってピント合焦の精度を上げるものですが、特に被写界深度の浅いF値開放でピント精度を要求される単焦点レンズやD800系のように高画素化されたカメラを使う場合は積極的に活用すべきです。

 
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Spyder LENSCAL(スパイダーレンズキャル)使い方

使い方は至って簡単。シンプルで特別な知識は不要で、間違ってもすぐに修正できます。

 

1.レンズキャルのターゲット面とカメラ撮像面を並行に設置する

レンズキャルのターゲット面カメラ撮像面が並行でないと精度が出ません。レンズキャルを三脚に設置し水平を出すことと、調整するカメラも測定位置を一定にするため三脚に据え、カメラのホットシューに水準器をつけるとバッチリです。

 
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2.撮影してピント精度を確認する

レンズキャルのターゲット面を撮影してピント精度を確認します。ターゲットは2つあり、小さい方(赤丸)はマクロ・近距離撮影用に、大きい方(青丸)は望遠レンズ向きですが、ピントの合わせやすい方でいいでしょう。

そして一番使うことが多い距離で撮影しますが、データカラー社の推奨距離は焦点距離の5~10倍程度で、例えば焦点距離200mmレンズの場合は1.0~2.0mが推奨距離ということです。

 
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3.前ピン・後ピンが分かる

撮影した画像をカメラ液晶モニター再生・拡大し、レンズキャル右側のスケール目盛りでどの位置にピントが来ているか分かります。手持ちレンズ全部測定してびっくりしたのですが、ぼくのレンズはいずれもピント位置が前後にずれていました。

下の画像は極端に分かりやすくしたものですが、手持ちはレンズ±7mmくらいの範囲でバラついていました。(今までの撮影はなんだったんだろう。。)

 
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4.オートフォーカス微調整機能で精度を追い込む

前ピン・後ピンが分かったら、AF微調整機能(キヤノンの場合、AFマイクロアジャストメント)設定と撮影を繰り返しAFピント精度を上げていきます。作業は単純かつアナログな感じでレンズの焦点距離や測定距離によって曖昧な部分がありますが、何となくこのへんかなというところで十分な効果を得られます。(AFマイクロアジャストメント画面はEOS 5D markⅢのものです。)

 
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キヤノンの場合、前ピンならプラス方向(右側)、後ピンならマイナス方向(左側)へ設定します。

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AF微調整機能設定と撮影・確認を繰り返します。

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ピントが合っていない気がする

「ピントが合っていない気がする」という相談が時々あります。その原因はいくつかあって例えば、手ブレやシャープネス設定の不備であることもあります。それらはファインダーでAFピント合わせをした後、再生拡大やライブビューで原因を見つけていきます。

また、追加で新しいレンズの購入検討している場合、その前に一度手持ちのAF精度の確認をするべきです。高画素化されたカメラを使い場合はなおさらです。精度を出したレンズはまるで別物を使っているかのように、気持よく撮影できます。特に単焦点レンズで絞り開放を使う機会の多いポートレート撮影では、必ずやっておきたい精度確認です。

(思いのほか「ピントが怪しい?」と心当たりある人が多いのも事実です。)

 

LENSCAL(レンズキャル)買うなら今のうちに

データカラー社スパイダーシリーズは2014/12/01に値上げすることを告知して、すでにその日程になっていますが、一部のお店はまだ新価格対応をしていません。1台あれば何度でも、そして気軽にAF精度の確認できます。買うなら今のうちですよ。

 

【SpyderLensCal】

旧価格:¥8,800-(税抜) → 新価格:¥9,900-(税抜)

 

 

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