【東京インターナショナル ポートフォリオレビュー 2日目(2/3)】 作品の評価と反応

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ポートフォリオレビューは売り込みの場であって、アドバイス会ではありません。でも、作品の解説をしていると、制作意図と絵柄の関係について・適切なサイズ・編集の仕方など提案があります。結果、多くのアドバイスを含むやりとりになっていると感じました。でもそのアドバイスは人によって様々で、真逆の提案をされることもあります。そこにはレビュワーが写真業界のエキスパートと言っても出版者、ギャラリー関係者など立場や目線が異なるためですが、そもそも人としての個性・好みを感じる部分が往々にして見受けました。それら好みの裏付けという訳でもないですが、コンペで受賞された力のある作品の評価がレビュワーによって半々であったことも面白さであり、それぞれの作家が悩む部分といえます。

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メイン作品【性善説 Born Good】

メイン作品は性善説(仮)持って行きました。内容は政府批判したものです。コントロールしきれない絵柄のズレを愚かさに例えました。プリントはバライタ紙で13枚です。

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絵柄とコンセプトのズレ

レビュワー2名に絵柄とコンセプトの不一致を指摘され、つまり面白くないという印象でした。教育の現場に近いレビュワーはアートの構造に敏感で、直感的に分かりやすいものが受け入れられるのかと感じました。一方、強く興味を持つレビュワーもいるのでやはりひとりにNGを出されても、否定された内容が妥当であったか冷静に咀嚼することと、そもそも目的・目標にあったレビュワーであったのか考える必要がありそうです。

 

プリントの評価

サム・バージレー氏から「若手でここまで表現できる人は久しぶりに会った」、姫野 希美氏から「プリントの美しさだけでも成立し得る」とコメントを頂きました。プリントの評価は総じてよかったです。コンタクトプリントとは言え、手間をかけた甲斐がありました。

 

サブ作品【1,000 miles】

運命とは?宿命とは?とテーマにしたものです。まとめきれていない感覚があるので念の為に持ってきた作品です。(現在進行形の作品でいつ終わりにするか未定ですが、それもコンセプトになり得るか検討しているところです。)

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曖昧なところがいい

メイン作品が早々にダメそうだったので、1回だけサブ作品に入れ替えました。自分の中で2番手なのと、正直にまとめきれていなくてもしかしたら自分では扱いきれないと伝えたところ、「このくらい曖昧な方がずっと作品らしい」ということでした。つまらなそうにしていたレビュワーが急にいきいきとしたので意外でした。出してみないと分からないものです。

 

目的を明確にすること

はじめに書きましたがポートフォリオレビューは売り込みの場であって、アドバイス会ではありません。次のステップとして何をしたいのか、レビュワーに何を求めているのかあらかじめ明確にしておくべきです。

あと、レビューをシリアスに捉えるのでなく、業界エキスパートとの出会いを楽しむ余裕が成功に繋がるのではないかと思っています。この心持ちはレビューに限らず何事にも言えることですね。

ぼくは全てのにレビュワー(9人)に2つの問いかけをしました。それは良いと言われてもどの程度なのか分からないので、「展示できるレベルにあるか?」を聞きました。もうひとつは、「あなたと仕事をできる可能性があるか?」です。その仕事とはレビュワーの立場に応じて具体的な質問をし、手元にある作品が次の形になることを求めていきました。

次は今回の経験を踏まえ、ポートフォリオレビューに臨むための準備や、当日にすべきことです。

>>【東京インターナショナル ポートフォリオレビュー(3/3)】 準備から当日まで

 
EOS M
EF-M22mm F2 STM

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