【現像】建築写真に夏の雰囲気を【樹木の色の編集】

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どもども。天気予報でばっちり落雷経路をチェックしスタンバってたのに、1000毎撮って全部スカだったYanaiです。絶不調です。

さてさて、建築写真には季節感も大切です。
色温度=オートで撮ってみたものの、紫っぽいですし、色が薄い。
夏の緑と暑さ・木陰の涼を感じません。
私が感動した風景はこんなぼやけたままでは・・・なかったのです。
それならばその感動した姿に戻してあげましょう。
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1.色温度は低く、色かぶり補正は緑色寄りに

『色表現』に『色温度』と『色かぶり補正』というのがあります。
『色温度』は低めに設定すると暖かさがなくなり、涼しげになります。

『色かぶり補正』はスライダーが緑~紫になっています。ここで、紫っぽい樹木を緑にしたいと思っているのですから、マイナス方向(左側)に設定しましょう。
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-15くらいでよさそうです。
あんまり緑色にしすぎると、意図的に緑ぽくした女子フォトみたいになるので注意。それかただ変な世界感になる(爆
建物や人物の色にも目を配っておきます。

黒レベルでコントラストを調整する

色が薄い気がするという問題は、『黒レベル』で簡単に解決できます。
細かく指定したいなら『トーンカーブ』です。
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15くらいがよさそうです。
10でもよかったかな、このへんは好みです。

細かい設定がわからなかったり、面倒だと思われるのであれば、以上の設定と『自然な彩度』『彩度』だけでもよいと思います。

彩度、輝度で樹木を鮮やかに

彩度は、あげれば濃くなります。当たり前です(^ω^;)
樹木は単なる緑に見えますが『イエロー』と『グリーン』から成る・・・ということをお忘れなく。
最初は、とりあえず思い切って大きめの値にとってみて様子を見るのがよいかと。+40くらいにしましょう。
【注意】にじまないようにします。昔のブラウン管テレビみたいな表現になったらアウト・・・自重せよ! 戻しましょう。
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輝度は、とても明るい色を落ち着かせるのに特に有効です。
あまり下げすぎると眠くなるので加減します。
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空も調整します。空を鮮やかにしたい場合は、がんばって彩度をあげるよりも、輝度を下げた方がよりいい色が出てきます。ただし、建物に青色が使われている場合は注意してください。Photoshopとかで部分編集したほうがよいです。
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あまりインチキくさい空の色にならないように加減します。「ご自重ください!」と言われそうです。
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完成

できました。
空気感は青々と、樹木はより緑を強調することで、夏っぽくなりました。
編集前の写真は秋頃だったらいい感じなんでしょうけどね。
DSC05091-before_christinayan DSC05091-after_christinayan

番外編 ~明瞭度~

数値を上げるとHDRでFusionを行ったような質感になる場合があるので、場合によって調整して印象付けします。

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