　「千葉にとにかくでかいボールが天井に埋まっている建物がある」との通報をいただいたのでさっそく急行。千葉駅から徒歩で10分ほど西に行った街なかにて発見、本当に埋まっていました。千葉市子ども交流館「きぼーる」です。2007年にオープンしたそうです。
　第一印象はちょっとお堅めな公共施設でしたが、実はプラネタリウムや科学博物館もあり、子育て支援、ビジネス支援センターなどあらゆる市民に利用可能性のあるナイスな場所でした。

建物

　このボールは一体何なのか？　よくよく見ると全部木材でできているようです。「そうか！　木のボールがアイコンとなっているから『きぼーる』なんだな！」とすぐに理解できます。…と思ったら違っていました。「希望のボール」でした（笑）　「きぼう」と「ボール」がかかっているんですね。名付け親はあの故・眞木準氏です。ANAの「でっかいどお。北海道。」とか資生堂の「ワンモアビジン」とか考えた人ですね。

　あとは全部日建設計さんらしい現代建築物的なスタンダードな感じで無難な印象。壁は全部ガラス張りで天井・他は白を基調としています。

　本当は夜に行って外観から希望のボールがライトアップされているところを撮りたかったのですが、どういうわけか全部ロールスクリーンで隠されていました。このへんもよくわかりません。終始、希望と謎だらけでした。

アクセス

　千葉駅からバスで行くのが無難だと思います。徒歩だと15分はかかると思ったほうがいいです。バス自体はどれ乗っても行けちゃう？　というくらいいろいろありました。とりあえず中心地に建っているので。

　京成バス
　大学線千０３　千葉大学病院行き
　千葉駅　→　中央三丁目
　料金：100円

撮影許可

　2F防災センターで許可が必要です。最初、端っこの方から撮っていたら警備員に注意を受けました。公共施設でしかもこんな撮れと言わんばかりのオブジェがあるというのに…驚きましたが、指示通りに防災センターへ行って許可証をもらってくるようにと言われました。行ったら行ったで防災センターの方は「え？　そんなの要りません。撮っていいですよ。ただしストックフォトなどでの販売は認めません。」とのことなので口約束で承諾して、これで撮れるようになりました。何だったんでしょうね？　公務員的な儀式？　意図が分からなかったのですが、撮りたい方はいったん1F受付のお姉さんか警備員に聞いたほうがいいでしょう。

From 1st floor, near enter gate. Large stairwell space, simply white color.

ギャラリー

　すべての写真をFlickrで見る。

建物概要

Qiball (きぼーる).
Architect : Nikken Sekkei (設計：日建設計).
Contractor : Taisei Corporation (施工：大成建設、清水建設JV).
Completed : August 2007 (竣工：2007年8月).
Structured : Steel frames (構造：S造).
Costs : $ million (総工費：約億円).
Use : Compex (用途：複合施設).
Height : 259 ft (高さ：79m).
Floor : 15 (階数：地下1階、地上15階).
Floor area : 546,322 sq.ft. (延床面積：50,755㎡).
Building area : 56,393 sq.ft. (建築面積：5,239.13㎡).
Site area : 71,193 sq.ft. (敷地面積：6,614.13㎡).
Owner : Chiba central area 6 development union (建主：千葉中央第六地区市街地再開発組合).
Location : 4-5-1 Cuho, Chuo Ward, Chiba City, Chiba, Japan (所在地：日本国千葉県千葉市中央区中央4-5-1).