【CG】風景写真にPOMを適用するといい感じに遠近感のある背景になるのか実験(UE4)

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 趣味がてらに、お仕事にて写真を撮る機会は多いのですが、写真+何かこの先の技術を組み合わせて~ってことで今やってるのがネットVR写真展です。ってのは置いといて。
 風景の写真をCGの背景として使うことは日常的ですが、ただ単に背景として使うとまあ立体感はないわけでして。昔のCGに風景写真を合わせればまあそれなりに誤魔化せましたが、今のCGに単に風景写真を合わせて動き回るとどうも違和感がある。正直、自分の目と頭をごまかしている自分がいます。
 せっかくだから風景写真を使いたいなあ。それっぽく視差が出てさあ。と思ったらParallax Occlusion Mapping(以下:POM)があるんだから「風景写真にPOMを設定したらそれっぽく視差がでていい感じになるのかな?」と思って実験してみました。


やってみよう

 とりあえずやる価値ありなのかだけを判別したいので雑にやってます。(^_^;)
 元画像はこれにしてみました。浜離宮恩賜庭園です。



1.ハイトマップを作る

 写真を元にハイトマップを作ります。黒が引っ込んで、白が出っぱっていることを示すものです。
 なので、背景(奥)の方から手前の方に0(黒)、50、100、150、200、255(白)色で塗りつぶしていきます。するとこんな感じになります。





2.マテリアル作成

 マテリアルをブループリントで作成します。Parallaxのチュートリアルとほぼ同じ設定です。

 ぐるぐる回してみると、視差がちゃんとでていますね。これが平面だとは思えない。なんかこういう立体パズルみたいなのありますよね。(笑)




3.背景として配置

 サンプルプロジェクトのRealistic Renderingとかに入ってる曲面の背景用スタティックメッシュSM_BackgroundにPOMマテリアルをセットします。
 (なんで平面にやらないかというと、平面にやってみたらちょっと微妙だったからです。すっごい遠ければ大丈夫かも。)


完成

 いかがでしょうか。デモだけ見たい方は6:00 に飛んで下さい。

 たぶん①ハイトマップをもっと丁寧に作って、②メッシュの角度とかを工夫すれば、割りといい感じの奥行きのある背景に化ける可能性はありそうです。
 つまりつまり、UE4で風景だけモデリングしたプロジェクトがあれば画像と深度マップが出力できますから、風景のレンダリングコストに頭を悩ませている場合は有効の可能性がありそうです。
 ここで気になるのがスタティックメッシュとPOMってどっちがコスト高いんだ!?っていう話し。ドキュメントとか見ている限りは前者の方っぽいけど。もう少し調査してみようかな。

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