WordPressのFlickr画像取得プラグインを自作しよう
先日Flickr Album Galleryを紹介して、「100%満足ではないけどこれでやる!」と言ったのですが、どうしても気にくわない部分があって、迷った挙句やめました。「100点じゃない」と言った理由は、以下です。
●Flickr側で都度アルバムを作成しなければならない。
→こんなもんやってたら1年後にはFlickrアルバムが手に負えなくなるw
●一言(description)が利用できない。
→今、写真の下に載せている感想などです。これないとだめじゃん。伝わらないよ。
●正直「キーワード検索で出てきた画像を全部並べる」だけで良い。
→どういうわけかこの動作だけするプラグインがない。まあ自分でやれってことなのかな。
ていうか、今、christinayanのサイトでFlickrAPIのPHP使って画像取得してんじゃん!(^_^;)
WordPressのプラグインはPHPだから、こいつ組み込めばいいじゃん!
ということで、以下の作業をしてみようと思います。
1.今使っているFlickrAPIをWordpress向けに合わせる。
2.プラグインに表示されるよう登録する。
3.プラグインのショートコードに対応する。
4.記事にショートコードを記述する。
やってみよう
さてなにから始めればいいのか…名前か。
ではプラグイン名は、「ボルジャーノンflickr-search」と名付けよう。
1.プラグインの下準備
WordPressのディレクトリのうち、プラグイン用のそれがあるので、フォルダとPHPファイルを配置します。
1-1.wp-content/plugins 以下に flickr-search フォルダを作成し
1-2.flickr-search フォルダの中に flickr-search.php ファイルをアップロードしました。
Apache的にはこんな感じ。
1-3.PHPの中身は以下だけ記述しておきました。
2.Wordpress側でプラグインが認識されていることを確認
[プラグイン]→[インストール済みプラグイン]を開いてみましょう。仲間が増えております!
ひとまずこの時点で[有効化]しちゃいました。
3.コードのお引っ越し
あとはごりごり[編集]するだけです。
元々使っているソースを flickr-search.php に記述します。まあ既存のコピペですが。
引数は1つで、検索文字を渡すようにしてみました。word という単語をキーにします。
関数名は「flickrsearch」としておきました。
ということで元のコードを持っていればこれで終わりです。あっけない。あと言うべきことは、
・add_shortcodeの2つの引数は、第一引数がショートコード名で、第二引数が関数名です。
・引数のwordが、記事中にて利用する引数となります。
ってところだと思います。
完成
さて、記事中に[flickrsearch word=”aomori contemporary”]を打って、[プレビュー]してみましょう。「Flickrで『aomori contemporary』というキーワードで検索する」という意味合いです。
おー、出た。めでたしめでたし。ちなみに他人の写真が出ないのは、getFlickrImages()関数内で、『私のユーザIDの中から検索する』って予めフィルタをかけているからです。
色々言ってたdescriptionはクリックしたときのライトボックスの下部に出ます。
参考サイト
・WordPressのショートコードを自作してみる – WEB PIXEL
・WordPressのプラグインを開発しよう(初級編) – WEB PIXEL
・(WordPress) 自作のプラグインを作ってみる~その1:プラグインを準備する – 日々の覚書…日常のことも少しだけ
・WordPressでテンプレート/プラグイン/関数の作成方法(超簡易版) – MAXAR