【現像】Photoshop Lightroom CC/6がGPUに対応して鬼のように速くなる

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 Lightroom CC/6がGPUに対応していたのですね。やっとです。Lightroom6の販売日が2015年4月22日ですから1年前の出来事! ということでメモ程度に。
 個人的に…一昨年にLightroom 5を買ってしまったのですが、6まで待っていればよかったのです。いやCCにすればよかったんですかね。(新調したらしばらく買わんでいい人のためCCはあまり入れない派。)

 NVIDIAのデモ。これは30倍!と極端ですが笑えるくらい速い。特に0:28。

 この動画はQuadro K2200使用ですが普通にGeForceあたりでもいい動作するでしょう。

 公式には一応「Intel HD 4400でも動く」と書いてありますがパフォーマンスはどうなのでしょうか。私はCUDA/C++しかプログラミングしたことがないのでIntel GPUの実装経験なし…パフォーマンス等は別途勉強しておきましょう。OpenCLか。
 YouTubeでIntel GPUのデモを探してみましたが見当たりません。そりゃそうか。そこ気にするような方はグラボ買ってますわね。


設定方法

 コンフィグファイルを見るに自動でONになる設定らしいですが一応。
 [環境設定]→[パフォーマンス]タブを開いて「グラフィックプロセッサーを使用」をONにする。



エラー時の対策

 ONにしたとき、その下に「エラーが発生したため、グラフィックプロセッサーのアクセラレーションが無効になっています。」とエラー表示が出た時はAdobe公式のヘルプを参照してください。

■PCが以下の要件を満たしているか

・64-bit OS
・1GB の VRAM (Video RAM/ビデオカードの RAM)。4K や 5K などの大型、高解像度のモニターには、2GB の専用 VRAM を推奨します。
・OpenGL 3.3。所有しているビデオカードが OpenGL 3.3 をフルサポートしているか分からない場合は、製造元にご確認ください。
・Mac OS 10.9 以降 (Mac OS 10.8 では GPU アクセラレーションが無効化されます)
・Windows 7 以降

Adobeから引用

■解決方法

1.Photoshop Lightroom のアップデートを行います。
2.Photoshop Lightroom を起動して ヘルプ/アップデート を選択し、アップデートの確認を行います。
(Windows の場合) グラフィックプロセッサカードのドライバーをアップデートします。
3.詳細については、グラフィックプロセッサーカードのドライバーをアップデートする をご確認ください。
4.サードパーティ製グラフィックアクセラレーターを無効にします。

Adobeから引用


GPUの有効範囲

 AKIBA PC Hotline!様のこちらの記事にある書き出し時間の比較表をみると、[書き出し]時間に関してはまだスレッド数で決まる傾向が出ているようですね…と思ったら、Adobe公式に現時点では、GPU アクセラレーションが機能するのは現像モジュールのみですと書いてありました。なんだ。そりゃCPUに依存します。(追加情報なので執筆当時は載っていなかったと思われる。)
 ver.7とかで[書き出し]も対応してくれるのかも。待とうかな。1回実装すればあとはどこに適用するかの問題ですから、どんどん拡大するでしょう。

おわりに

 CPUに金をかける時代も徐々に去っていきます。ユーザがカチャカチャいじる度に2,400万÷nスレッド回(※)も同じ処理するCPU様の苦労はもうなくなるのです。これが当たり前になれば5,000万画素の現像もサクサクしょうし、もっと先がでてくるやもしれませんね。未来が広がります。
(※:解像度6,000×4,000pxの場合。実際は縮小画像に対して処理しているのだろうから1440×960px=138万回かしら。)

 検索していると古い記事が出てきて、「PCを画像処理目的で買うならグラボはこだわらなくていいですよ」―という文言はお決まりのように出てきますが(実際そうだった)、懐かしいです。いや速さ追求しない派の方はまだまだ気にしなくてもいいのかも。


参考サイト

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