【現像】石造などの凹凸をよりリアルにする【Photoshop】

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煉瓦とか、石材とか、住宅のサイディングの凹凸って、写真だと結構のっぺりしてしまうんですよね。建物の写真って、凹凸のあるマテリアルのディテールがボコボコしている感じが出ているだけで、品質がよく見えたりするものです。
だけど全体をHDRみたいなゴリってる質感にしたくないんだよねえ・・・ってときに、やってみてください。
Photoshopのハイパスを使ってみます。

1.やってみよう

 
Photoshopの[フィルタ]→[その他]に[ハイパス]ってのがいます。これを使ってみます。
このフィルタってあまり使い道がないように思われがち(?)ですが、そんなことありません。個人的にはHDRのソフトをよく知らない頃に、あの独特のゴツゴツ感を出すときにお世話になっておりました。

要は「CGのバンプマッピングごっこ的なことをPhotoshopでやっちゃえ」みたいな発想ですね。細かいこと言えば違いますが、細かいことは考えなくていいです。
色が濃くなるところ(≒凹んでる箇所)をピンポイントでおもいっきり濃くしてしまおうと言えばよいでしょうか。すると、ゴツゴツした感じがより強調されるというわけです。


出典:Bump Map Generation – Alejandro Segovia Azapian

勘が良い方はGrrrrreatです。つまり「ハイパスフィルタでハイトマップを作って、重ねよう」ってことです。今回のお話しは。

数字はお任せでいいと思いますが、5~20でいいのではないでしょうか。

建物と空の境目がモワ~ンとしてしまっているので、マスクで除外しておきました。

2.重ねる

いろいろ試してみるのがよいとは思いますが、オーバーレイでやってみましょう。

あとは不透明度で加減するなどの微調整をします。

3.完了

 いかがでしょうか。

画的にもかなり差がでますね。ゴツゴツしていることを表現したいのであれば、右側の方が明らかに訴求力があると思います。

応用:ポートレートの洋服に適用

レザーなどの強さのある素材に対してハイパスを適用しますとより素材感が引き立ちます。ただし顔にやってしまうとシワが目立ちまくるので、マスクで顔や素肌の部分は除外する。

参考サイト

プロが教えるライティングとフォトレタッチ・テクニック – Amazon.co.jp

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1878:【現像】石造などの凹凸をよりリアルにする【Photoshop】

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